近年、飲酒運転に関する罰則強化、呼気中のアルコール濃度違反基準の引き下げ、同乗者、車輌の提供者、酒類の提供者への罰則も強化されているが、依然として飲酒運転や酒気帯び運転による事故、検挙が後を絶たない。

しかし、飲酒運転を故意に行う悪質なドライバーの他に、アルコールの分解時間や、体質等の「知識不足」が原因で、本人が気付かず、または大丈夫だと思い運転し、事故を起こしたり、検挙される例も少なくない。
「飲酒後8時間休んだから大丈夫だと思った」「車で仮眠をして、頭がすっきりしたから大丈夫だと思った」「眠れなくて寝酒を飲んだ」等々。

しかし、どの様な理由があろうとも、商業用自動車で酒気帯び運転が行われることがあってはならないが、「替わりのドライバーがいない」「人間関係を悪くしたくない」等の理由で放置され、または、「誰も事実を知らない」まま、酒気帯び運転が繰り返されていることも事実である。

今回のセミナーでは、運行管理者の資格も持ち、7年間トラック運送事業者の運行管理者教育や、ドライバー教育の実務を行ってきたコンサルタントが、現実的で分かりやすい解説を行い、飲酒トラブルを未然に防ぐ経営者、管理者を増やすことが本セミナーのねらいである。
また、3月17日より第二期生の募集が開始されるASK認定「飲酒運転防止インストラクター」養成講座を紹介し、多くの企業内で同様の講座が積極的に開催されることを強く希望している。